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「ん?」
まだ日も昇らない時間。
僕の携帯にメールが届く。
タイトルは「バトルランキング最終結果発表!!」。
そこには・・・
一位 バトルランキング王者 直枝理樹
「・・・やった!!」
僕は飛び上がって喜んだ。
ついにランキングの頂点にたったんだ・・・!!
あの圧倒的に強かった斉藤すらも倒して、僕は名実共に最強の名を手に入れた。
なんというか・・・嬉しい以外の言葉が出てこない。
「・・・あれ?」
そこで僕はあるものに気付く。
ランキングの下にこんな一文が・・・
「まだバトルは終わらない。全員放課後に校庭集合」
まだ日も昇らない時間。
僕の携帯にメールが届く。
タイトルは「バトルランキング最終結果発表!!」。
そこには・・・
一位 バトルランキング王者 直枝理樹
「・・・やった!!」
僕は飛び上がって喜んだ。
ついにランキングの頂点にたったんだ・・・!!
あの圧倒的に強かった斉藤すらも倒して、僕は名実共に最強の名を手に入れた。
なんというか・・・嬉しい以外の言葉が出てこない。
「・・・あれ?」
そこで僕はあるものに気付く。
ランキングの下にこんな一文が・・・
「まだバトルは終わらない。全員放課後に校庭集合」
__________________勇壮なる戦い 前編_____________________
僕が校庭に姿をあらわすと大量の野次馬がすでに集まっていた。
その中心にはリトルバスターズのみんな。
「おう、理樹」
「真人。これは何の騒ぎ?」
「わからねえ。俺たちは恭介に集められただけだからな・・・」
みんなもわからないようだ。
「まあ、恭介氏がまた何か面白いことを始めるということだろうな」
「わふー!!それは楽しみですっ!!」
「皆さんノリノリですね・・・」
「とか言いつつみおちんもソワソワしてるじゃん!!」
「・・・何でも来い」
「鈴ちゃん気合十分だね~」
「といっても肝心の恭介がまだいないぞ?」
謙吾がその疑問を口にした瞬間。
『ちゃ~んちゃちゃ~んちゃちゃちゃちゃちゃちゃ~ん』
校内放送から謎の音楽が・・・
次の瞬間、野次馬たちから歓声が上がる!!
歓声の先にいるのは・・・もちろん恭介。
こちらに向かって悠然と歩いてくる。
「・・・繰り返す。何度でも繰り返す。また新しいバトルが始まる」
・・・・・・
なんという無駄にこった演出を・・・
わけがわからず、みんなポカーンとしている。
それを見た恭介は
「お前らもっと反応しろよっ!!「よっしゃあ!!」とか「やってやるぜ!!」とか「マーーーーーン!!」とかよ!?」
「マーーーーーーン!!」
「ありがとう・・・謙吾」
「いやそれは置いといて・・・正直何をするのかがわからないんだけど」
そう。
僕らは何をやるのかの説明もうけていない。
それで恭介のテンションについていけというのが無理な話だ。
「バトルってメールに書いてあっただろ?」
「いや、それはわかるが。わざわざ全員で集まる必要はあるまい」
「新しいランキングの開会式を行うということですか?」
その質問に恭介は首を振る。
「そうじゃない。もっと新しいバトルさ」
「何だよ!!もったいぶらないで教えろよっ」
「ふっ・・・。これだっ!!」
恭介が合図を送ると・・・
屋上から巨大な垂れ幕が!!
第一回!!ロイヤルティー!?ロイヤルストレートフラッシュ!?いやいや違う!!その答えは・・・
ガコンッ!!
垂れ幕が地面に到達。
タイトル長すぎ・・・
「というわけだ」
「いやいやいや!!肝心なところがまったく出てないから!?」
「いや、あの下は「CMの後で」としか書かれていない」
「どこのクイズ番組さっ!?」
全力でツッコミをいれる。
みんなも僕と同じ気持ちみたいだ。
ツッコミたくてウズウズしてる。(真人はオギオギだけど)
「俺を甘く見るな。タイトルが長すぎるのは計算済みだ。それを見越して二枚目を用意してある」
タイトルを短くすることは考えなかったのだろうか・・・
僕が呆れていると二枚目の垂れ幕がおろされる。
・・・誰がやってるんだろう・・・あれ。
そして二枚目の垂れ幕に書かれていたのは
バトルロイヤルINリトルバスターズ!!
一枚目いらないよね・・・?
「ばとるろいやる?ですかー?」
「ああ。ルールはランキングの時とほぼ同じ。違うのは1対1じゃなく、10人入り乱れて優勝が決まるまで戦うってところだ」
「きょーすけ。チームを組んだりしてもいいのか?」
「当然アリだ。ただし優勝者は1人だからな。チームといっても信用できない。どう裏切るかが重要になってくる」
「なるほど、面白そうだ。優勝すると何かあるのか?」
「さすが謙吾。それが一番重要だ。今回の優勝者はなんと・・・」
「なんと・・・?」
僕らは固唾をのんで恭介の言葉を待つ。
そして恭介の口から出された言葉は・・・
「理樹を好きにしていい」
・・・・・・・・は?
それは一体どういう意味・・・?
僕はみんなのほうを振り返る。
そこには・・・血に飢えた獣のように目を光らせるみんなの姿があった!!
「フハハハハハハハ!!その権利はいただくぞ!!そしてそのあとは・・・はあはあ・・・」
「いくら姉御でもこれはゆずれないデスヨ~!!」
「直枝さんを好きに・・・あんなことやこんなことを・・・ブツブツ」
「ほわあ!!みおちゃんが壊れた~。でも私もがんばるよっ!!」
「わふー!!もちべーしょんあっぷなのですっ!!」
「ふかーーーーー!!」
「理樹!!俺にまかせろ!!お前にもジャンバーを着させてやろう」
「謙吾・・・理樹のネジは抜けさせねえぜ!!」
ジャンバーを着るとネジがぬけるのだろうか・・・?
って今はそれどころじゃない!!
「いやいやいや!!ちょっと待ってよ!!おかしいでしょ!?第一僕が勝っても何もメリットないじゃん!!」
「それもそうだな・・・じゃあ理樹が勝ったら俺を好きにしていいぜ」
「!!・・・直枝×棗。棗×直枝・・・私には選べませんっ!!」
「大丈夫か・・・。西園?」
謙吾に心配されてる・・・
それにしても恭介を好きにするか・・・。
それはなんだか魅力的だ。
思えば僕はいつも恭介にいじられてきたし・・・たまには立場を逆転してみたい。
確かにリスクは大きいけど・・・僕はチャンピオンなんだ。
勝てばいいだけの話だ・・・
「わかったよ、恭介。何をされるのか楽しみにしてて」
「ふっ、俺に勝つつもりか?」
「つもりじゃなくて勝つんだよ」
ニヤリと不敵に笑う僕。
「黒理樹×恭介さん・・・「恭介・・・好きだよ」「やめろよ。恥ずかしいだろ・・・」「恭介の恥ずかしがった顔が見たいんだよ・・・もっと見せて」・・・悔いはありません・・・」
「そこ、さっきから暴走しすぎ」
「・・・はっ!!・・・失礼しました」
西園さんは何とか理性を取り戻したらしい。
それを確認した後、恭介は野次馬たちに声をかける
「よし!お前ら、じゃんじゃん武器を投げ込めっ!!」
その合図と同時にさまざまな武器が飛び交う。
僕たち男子は無作為に武器を選び。
女子のみんなはしっかりと武器を見定めて決めていた。
僕は・・・ ウニ!!
鈴は・・・ 猫12匹!!
恭介は・・・ 電動歯ブラシ!!
小毬さんは・・・ ノート!!
真人は・・・ ダンベル!?
来ヶ谷さんは・・・ レプリカムネノリ!!
西園さんは・・・ メガランチャー!!
葉留佳さんは・・・ ビー玉!!
クドは・・・ ヴェルカ&ストレルカ!!
謙吾は・・・ 竹刀!?
ウニか・・・まずまずだ。
だけどみんな相当にいい武器だ・・・中でも謙吾に竹刀とは。
鬼に金棒にもほどがある。
「宮沢に竹刀ってずるくねえ?」
「そーだ、そーだ!!」
野次馬から謙吾に抗議の声が・・・
「とってしまったんだ。仕方ないだろう・・・」
「お前らうるさいぞ。ルールはルールだ」
恭介が一喝する。
それで全員鎮まったようだ。
「へっ、そうでなけりゃ面白くねえ・・・」
真人はさっきよりもやる気がでたようだ。
やはりベストな謙吾と闘いたいのだろう。
「さすが真人だな。しかし・・・何だその武器は?」
「へ?ダンベルだろ?」
「いや、そうだろうが・・・そんなのあったか?」
確かにダンベルなんていう武器は見たことがない。
誰が投げ込んだんだ?
「はっはっは!!それは僕が投げた武器だよ」
「お前は・・・マッド鈴木!!」
西園さんにNYP武器を与えた科学部部隊。
その部長であるマッド鈴木がその場で名乗り出た。
「で、マッド鈴木が何で真人に、ダンベルを?」
「ふ・・・我々は幸運だ。西園君だけでなく、井ノ原君のような逸材にも出会うことができるとはね」
「へ?俺にもNYPが使えるのか?」
「いや、君にNYPは使えないが・・・君にはNYK(なんだかよくわからない筋肉)を扱う才能がある。そのサイバー武器、マッドダンベルで宮沢や棗と戦うんだ!!」
「おお!!なんかわからねえが、かっこいいな!!」
つまり・・・
真人にも強力なバックアップがついたということだ。
ただでさえ強敵なのに・・・さらにパワーアップとは。
「ふっ、こいつはさらに燃える展開になっちまったな」
口ではそういいながら恭介は余裕の笑みを浮かべる。
謙吾の竹刀も真人のダンベルもまるで問題にしていないようだ。
・・・くそっ!!僕だってそのくらいで怖がったりしない!!
「さて・・・みんな!!準備はいいか!?」
恭介の掛け声にみんなが頷く。
「よし!!バトルスタートだ!!」
~BATTLE START!!~
早速、鈴が真人に仕掛ける!!
「いいのか?このMVP武器をもった俺と戦って?」
「ふん、NPO武器がなんだっていうんだ」
2人共激しく間違っているが放っておく。
「いけっ!!お前ら!!」
「にゃああああ!!」
真人に12匹の猫が飛びかかる!!
統制のとれた動きで真人を襲う猫たち。
「ぐあっ!!・・・今度はこっちの番だ!!」
真人は激しくダンベルを上下させる!!
物凄いスピードだ。
「やべえ!!すげえ、手にフィットする感覚だ!!」
「いいぞ!井ノ原君!!」
真人の上腕二頭筋が鍛えられた!!
「がんばれっ!!」
「にゃあー!!」
猫が襲いかかる!!真人にダメージ!!
「くそっ・・・だが今度はこっちからいくぞ!!」
「さすがだ!!井ノ原君!!」
真人の上腕三頭筋が鍛えられた!!
「ってこれ攻撃できねえじゃねえかああああああああああ!?」
「そうだ!!井ノ原君!!」
あ。
僕はバトルランキングのルールを思い出す。
武器は本来の使用方法で使うこと・・・
「これは・・・なんと言うか哀れですね・・・」
「まだうなぎパイとかのほうがマシだった気がするよ~」
「うなぎパイも本来の使い方じゃない気がするけどね・・・」
そこで鈴がピタッと攻撃をやめる。
踵を返して僕たちの方に戻ってきた。
「どうしたの?鈴?」
「なんか可哀想になってきた・・・これ以上はいじめだ・・・」
「うん、そうだね・・・」
「鈴!!まだ勝負はついてねえぞおおおお!!」
「どうした!?井ノ原君!!」
叫びながらダンベルを上下させ続ける真人。
それしか行動を許されないとは・・・
・・・あれ、なんで僕泣いてるんだろう。
周りを見るとみんなや野次馬も涙を流していた。
みんなで真人に憐みの目を向ける・・・
「うおおおおおお!!なんだその目はあああああああああああああ!?」
井ノ原真人 戦力外決定
____________________________
あー、まずはスイマセン・・・
ドタバタコメディ書こうと思ったら・・・何だこれ?
暴走しすぎました・・・みおちん暴走しました。
最近部活が忙しくて、ネタはあるんだけど文章化できない~。
一応運動部ですからね・・・
そして真人はやはりこんな役
次回作もよんでください!!
感想いただけると嬉しいです!!
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Comment
筋肉がうなる!
面白かったです!
NYKっていいですね。
「NYKか・・・俺にもまだよくわからない筋肉があるんだな。やっぱり筋肉は奥が深いぜ!!」
とか言いそうな真人が大好きです。
小毬やクド辺りはダンベルの上下運動を見るだけで、案外ダメージ受けてくれるかもしれません。
・・・他のメンバーには絶対通じないと思いますが。
NYKっていいですね。
「NYKか・・・俺にもまだよくわからない筋肉があるんだな。やっぱり筋肉は奥が深いぜ!!」
とか言いそうな真人が大好きです。
小毬やクド辺りはダンベルの上下運動を見るだけで、案外ダメージ受けてくれるかもしれません。
・・・他のメンバーには絶対通じないと思いますが。
Re:筋肉がうなる!
コメントありがとうございます!!
NYK、ちょっと暴走しすぎかと思いましたが構わずいれました・・・
真人の筋肉のもつオーラで相手を攻撃!!・・・いいかも。
ただ男性陣と来ヶ谷には全くきかなそうですね・・・
ぜひ中編や後編も読んでください!!
NYK、ちょっと暴走しすぎかと思いましたが構わずいれました・・・
真人の筋肉のもつオーラで相手を攻撃!!・・・いいかも。
ただ男性陣と来ヶ谷には全くきかなそうですね・・・
ぜひ中編や後編も読んでください!!
何でだろう…涙がとまらねぇ…
真人…お前って奴は……(涙
REIです。
早速バトルランキングSS「勇壮なる戦い」を読みましたので感想いきますー。
いやはや、まさかのバトルロイヤル。アイディアの勝利ですね♪
>どう裏切るかが重要になってくる
この一文でひぐロワ(ひぐらしのなく頃にの二次創作ゲーム)を思い出してしまいましたw
あれですか。裏切るコマンドを選ぶと命中&クリティカル率100%になったりするんでしょーか?
戦利品が理樹となると、みんなが目の色変えるのも納得ですw
それぞれ得意武器を選んでいるあたり、ホント本気ですねー。
ってか、
真人 ダンベル
って、素で違和感なく「ああ、真人もちゃんと得意武器になってる」とか思っちゃったじゃないですかー!
そして「すげぇ! 一体どんなパワーが!?」と思わせておいて結局戦力外とは…。
真人…期待を裏切らない子…!
個人的には、「鬼に金棒謙吾は誰に敗れるか」、「葉留佳は誰と組もうとしてどんな自爆をするか」、「理樹はうにでどうやって戦っていくか」が気になるところ。
では、続き楽しみにしています~♪
REIです。
早速バトルランキングSS「勇壮なる戦い」を読みましたので感想いきますー。
いやはや、まさかのバトルロイヤル。アイディアの勝利ですね♪
>どう裏切るかが重要になってくる
この一文でひぐロワ(ひぐらしのなく頃にの二次創作ゲーム)を思い出してしまいましたw
あれですか。裏切るコマンドを選ぶと命中&クリティカル率100%になったりするんでしょーか?
戦利品が理樹となると、みんなが目の色変えるのも納得ですw
それぞれ得意武器を選んでいるあたり、ホント本気ですねー。
ってか、
真人 ダンベル
って、素で違和感なく「ああ、真人もちゃんと得意武器になってる」とか思っちゃったじゃないですかー!
そして「すげぇ! 一体どんなパワーが!?」と思わせておいて結局戦力外とは…。
真人…期待を裏切らない子…!
個人的には、「鬼に金棒謙吾は誰に敗れるか」、「葉留佳は誰と組もうとしてどんな自爆をするか」、「理樹はうにでどうやって戦っていくか」が気になるところ。
では、続き楽しみにしています~♪
Re:何でだろう…涙がとまらねぇ…
REIさんコメントありがとうございます!!
「裏切る」は使いどころが難しそうです・・・というかこのメンバーだとあまりそういうことができなさそう・・・
理樹はホント人気ですよね~。ジェラシー!!
そして真人・・・今回はいけるのでは!?と思わせといてこの有様・・・でもそれも等しく筋肉さ・・・
中編・後編も是非読んでください!!
「裏切る」は使いどころが難しそうです・・・というかこのメンバーだとあまりそういうことができなさそう・・・
理樹はホント人気ですよね~。ジェラシー!!
そして真人・・・今回はいけるのでは!?と思わせといてこの有様・・・でもそれも等しく筋肉さ・・・
中編・後編も是非読んでください!!
Re:Dear真人
こんにちは!はじめまして~。返信遅れて申し訳ないです!!
コメントありがとうございます!!
何と真人はその後…いや、やめておきましょう…
ちなみに「バトルロワイヤル」という映画のタイトルがありますが、どっちでもいいらしいです~。
コメントありがとうございます!!
何と真人はその後…いや、やめておきましょう…
ちなみに「バトルロワイヤル」という映画のタイトルがありますが、どっちでもいいらしいです~。
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