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僕の合図を皮切りに恭介と小毬さんに大量の雪玉が降り注ぐ。

「甘いぜっ!!」
「甘いよ~!!」

恭介の驚異的身体能力がすべての雪玉を叩き落とした!!
そして小毬さんの隠された超能力によりすべての雪玉が僕らへと降り注ぐ!!


・・・なんてことはあるはずもなく・・・

雪玉の的となった2人は雪に埋もれて倒れていた。
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「さて、りきだるまも完成したし・・・」

恭介が切りだす。

「なんでやねん」
「まだ何も言ってないのに何でいきなりツッコむんだよ!?」
「ほら・・・僕・・・ツッコミが特徴だからさ・・・フフ・・・」
「・・・そのわりにはツッコミがおざなりすぎるぞ」

ちなみに僕はさっきのショックからまだ立ち直っていなかった。
とりあえずアイデンティティ確保のためにツッコミを入れておく。


「寒いね・・・」

ある冬の一日僕たちは僕の部屋に集まっている。
昨日から降り続いた雪で外は一面の銀世界。
雪はもうやんだようだが、それでもこの寒さまでそう簡単に消えるはずもなく・・・。

「ああ、俺の筋肉もあまりの寒さにオギオギしてるぜ」

それはどんな状況なんだろう。
さすがの真人もこんな日まで外で筋トレとはいかないようだ。

「うーみゅ・・・」

鈴は僕の布団にくるまってウトウトしている。
まるで本物の猫のようだ・・・。

「お前ら、リトルバスターズジャンバーがないからそうなるんだ」

謙吾は胴着にジャンバー姿。もちろん裸足。
いや、もはやジャンバーがどうとかじゃないよね・・・。

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